歯のクリーニング
歯石の除去は保険が適用されます
歯石の除去は保険が適用されるため、患者さんは治療費の1~3割を負担することで受けることができます。したがって、経済的な負担は低く抑えられます。
定期検診を受けるメリット
定期検診は口腔の健康を維持し、早期の治療や予防を可能にする重要な手段です。定期的な検診を受けることで、より健康な口腔状態を維持し、将来の問題を予防することができます。
定期検診のメリットは以下のようなものがあります。
早期発見と予防
定期的な検診により、歯や歯茎の健康状態を定期的にチェックすることができます。早期にむし歯や歯周病を発見し、適切な治療や予防策を行うことで、進行を防ぎます。
歯のクリーニング
定期検診では歯科衛生士が歯のクリーニングを行います。歯垢や歯石の除去により、歯の表面や隅々の清潔を保ち、むし歯や歯周病のリスクを低減します。
口腔の健康状態の把握
歯科医師は検診時に口腔内を詳しく検査します。歯や歯ぐきの異常や、口腔内の状態を評価し、必要な治療やアドバイスを提供します。
健康状態のトラッキング
定期的な検診により、口腔の健康状態を追跡することができます。過去の検査結果と比較することで、変化や問題の早期発見が可能となります。
全身の健康との関連
口腔の健康は全身の健康と密接に関連しています。歯周病などの口腔疾患は、心臓病や糖尿病など他の病気のリスクを高める可能性があります。定期検診により口腔の健康を維持し、全身の健康にも影響を与えるリスクを低減できます。
人生の後悔1位は「歯の定期検診を受ければよかった」
驚きの調査結果
プレジデント(PRESIDENT) 2012年11月12日号の内容、「55~74歳の男女1060人に人生の振り返りの調査を実施」した結果、人生で後悔したことのうち、健康に関する後悔の1位は、「歯の定期検診を受ければよかった」という結果でした。
80歳になった時点での残存歯数
80歳の時点での残存歯数は、日本人の場合は10本前後程度といわれています。成人の歯の数は親知らずを抜かして28本なので、半分以上の歯を失っていることになります。これに対してアメリカでは20本近く、スウェーデンでは20本の歯が残っているといわれています。
残存歯数の違いは予防意識の違い?
日本では「痛くなってから」歯科医院に行く傾向が強いですが、欧米の歯科医療先進国では「痛くならないように」普段から定期的に歯科医院でメインテナンスを受けるという習慣が一般的となっています。
定期メインテナンスの効果
スウェーデンのイエテボリ大学のアクセルソン博士は、スウェーデンでの30年もの長期にわたる臨床研究により、
ということを証明しました。研究結果によると、定期メインテナンスを受け続けた人と、定期メインテナンスを受けなかった人のむし歯の発生率は4年間で約15倍、6年間では70倍の差になりました。そして、定期メインテナンスを受け続けた人の30年後の残存歯数についてみていくと、全ての年代を含め、平均0.6本しか歯を喪失していなかったのです。
「予防」をはじめましょう
歯科医療において本当に大切なことは虫歯や歯周病を防ぐことです。
というデータがあります。
そこで重要になるのが ” 予防 ” という考え方です。
当院では、虫歯や歯周病を発症させないこと、発症してしまった虫歯や歯周病を再発させないこと、に重点をおいて日々の診療にあたってます。
定期的にお口の状況をチェックし、小さな変化のうちに対応することで虫歯、歯周病を未然に防ぎます。
歯石の除去
歯の表面、歯ぐきの中の汚れが硬くなってしまったものを歯石と呼びます。歯石は歯磨きでは除去できません。歯石は歯科医院で除去する必要があります。まずは歯石を除去し歯周病を治療、健康的な歯ぐきを取り戻します。歯石除去は保険適応です。
歯周病が治ってからは定期的なクリーニングで予防的な治療に移行します。
歯周病を再発させないことが理想的な治療の流れです。
定期検診・クリーニング
毎月定期的に口腔内のケアをしたい、定期的にクリーニングがしたい方へ。
来院時のお口の状態に合わせて、歯石除去・クリーニングを行います。
保険外のクリーニングも行っております
PMTCで歯のクリーニング
日々のブラッシングでは取りきれない微細な汚れや着色、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)やバイオフィルム(細菌の膜)を取り除き、その後、歯の表面に、ナノ粒子ハイドロキシアパタイトを含むペーストやフッ素を塗り込みます。歯の表面を補修・強化し、再石灰化を促進します。
歯周病予防、虫歯予防にも効果があるので検診と合わせて定期的なPMTCがお勧めです。
櫻井歯科医院の保険外のクリーニングの内容
定期的なクリーニングでは30分程度の時間で『PMTC』を行っています。
- スケーリングで歯石除去
- エアフローで着色、歯面のバイオフィルム除去
- リナメルトリートメントペーストで歯の表面を補修
上記メニューは、予防処置なので、自由診療(自費診療)となります。
エアフローとは
いわゆる「エアフロー」とは、霧状の水とともに射出するパウダーで、バイオフィルム、プラーク、着色など、歯面にこびりついた汚れを除去します。
パウダーの種類に応じて、歯周ポケット内や、インプラントにも使用することができます。櫻井歯科医院では「Prophy-Mate Neo」という機器を導入しています。
「パウダーメインテナンス」
その方法として、主流となりつつあるのがいわゆるエアフローによる「パウダーメインテナンス」です。「パウダーメインテナンス」は、歯周病などの原因となる付着物の除去に有効な手段です。通常のメインテナンスよりも効率的に歯面の付着物や「バイオフィルム」を除去することができます。
歯面にやさしい球体粒子
また、成分の94%が炭酸カルシウムなので、しょっぱさを感じず不快感を軽減します。
塩分摂取を制限されている方でも安心してクリーニングを受けられます。
このため、ノズルから噴き出したパウダーは、一方向だけに強くは噴射しません。
また、パウダー・エアーと水は別回路での噴射となっており、パウダー・エアーはポケット底に直接当たらない安全を考慮した設計です。
「バイオフィルム」とは?
歯周病菌や、虫歯菌の集合体を「プラーク」といいます。これらの細菌は自らが作り出す菌体外多糖(グリコカリックス)によってバリアーを張っています。このバリアーに守られている
細菌の集合体は、直接歯面に付着できない菌種も他の菌種の仲介によって存在することができます。
付着や栄養素の面でお互いに協力、拮抗し合うことで、細菌の共同体は安定状態となります。細菌はこのバリアーの中にいる限り、細菌を攻撃しようとする宿主の白血球や抗体などから自らを守ることができるのです。この構造体が「バイオフィルム」です。
バイオフィルムを除去しなければならない理由
歯の表面にバイオフィルムができてしまうと、歯のエナメル質が唾液に触れなくなり、唾液による洗浄作用がなくなります。そのため、バイオフィルムで守られた内側は細菌が繁殖
しやすい環境になり、歯周病やむし歯の原因となってしまいます。
歯周ポケット内部でバイオフィルムが増殖すると、細菌を攻撃する白血球や抗体が登場しますが、細菌はバイオフィルムのバリアーで保護されているため、それらの攻撃を受けません。逆に白血球の産物による病原因子や内毒素により歯肉が破壊され、歯肉の炎症はさらに拡大します。
バイオフィルムを除去する方法は?
バイオフィルムは抗菌剤などの化学療法には抵抗性を持っているので、歯ブラシや超音波スケーラーなどを使用した機械的な破壊と除去が必要です。
しかし、歯周ポケット内部には歯ブラシは届かないので、ご自身ではバイオフィルムを除去することは難しい現実があります。そこで、ポケット内に届く機械的な道具が必要となるため、専門家によるプロフェッショナルケアが重要なのです。その効率的な方法として、いわゆるエアフローによるパウダーメインテナンスがあります。
「リナメルトリートメントペースト」
「リナメルトリートメントペースト」を使ったトリートメントケアは、健康な人がより健康な口腔内を手に入れるための提案です。
その特別なケアは患者さんに心地よさを与え、歯科医院へ足を運ぶきっかけづくりになります。
歯の表面にできた目に見えない細かい傷は、プラークやステインが付着する原因になります。
「アパガードリナメル」に配合されたナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトは、傷ついた歯の表面を修復し、歯にミネラルを補給。
プラークやステインをつきにくくし、むし歯を予防します。
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